2023/10/20 18:53
2023.10.19 野猿返し

皆さんこんにちは!BaaRamEweディレクターyukoです。
本日は、野猿返しのついて書いていきたいと思います。
【野猿返しとは】
山梨県と長野県の境目にある奥秩父山地、小川山にあるマルチピッチルート。
80年代前半に登られた岩陵ルートを再生してくれたらしい、入門者向けのコースです。
入門者向けで私が行けるぐらいなのでグレードは低いのですが、ボルトは打たれていないので
ナチュプロ(※ナチュラルプロテクション、カムやナッツで支点を作る事)の技量は必要です。
【ルート】

手書きでざっくりとこんな感じ。(詳しくはトポを見てください!)
私が初心者で、かつ先行しているパーティがおり5時間半ぐらいかかりました。
ログを見ていると4-5時間が多かったように思います。
【駐車場】
廻り目キャンプ場に行く手前の分岐から東股沢の方へ入っていきます。

もちろんお手洗いはないので、事前にどこか立ち寄ってください。笑
【アプローチ】
取り付きまで行くのに川を越えなければいけません。渡渉嫌い。。

ロープをくぐり山道へ。

踏み跡を辿ると程なくして沢に出ます。


その後の道がちょっとわかりづらいのですが、所々にケルンが置いてあるので、
それを頼りに進みます。先人の方々ありがとうございます!!

10分ぐらいで取り付きに到着しました。ここからロープの登場&ガチャをつけて登頂開始です!
ここで靴下を車に忘れてきてしまう大失態に気づく。
ただでさえ痛いクライミングシューズを靴下なしで履く羽目に。大泣
【1ピッチ目】

師匠のリードでスタート。まずはこの岩壁を越えていきます。

登り切ったら左に巻いてさらに登っていきます。ああ、靴づれが痛い。
【2ピッチ目】
2ピッチ目は簡単なようなので、私がリードに挑戦。

左の木にゼロピンを作って(意味ないかも。)師匠に借りたカムやスリングをうまく活用し、支点をつくりながら登っていく。

景色がひらけてきた!その辺の良き岩で支点をつくって、師匠をビレイします。靴脱ぎたい。
【3ピッチ目】

リッジを歩いていきます。足場はしっかりしていました。靴脱ぎたい。
【4ピッチ目】

この4ピッチ目が今回の核心。
前のパーティは左に進んでいましたが(トポでは巻き道と書かれている)
どうやら進むのが難しかったようで、一旦クライムダウンされていました。
ピナクルを右に超えるのが正規ルートのようです。
(カニノタテバイみたいに進みました。)

カニノタテバイ直後のフェース。ここを登り切ったところが4ピッチの終わりなのですが、
ロープの流れがかなり悪いので、一旦ここでピッチを切ります。
師匠「ここからユーコスがリードで」 え(´⊙ω⊙`)
クラックをうまく使いつつよじ登っていきます。普通に怖かった。

登きった後の景色は最高でした!思い出した、靴づれ痛い、靴脱ぎたい。
【5ピッチ目】


こちら地味にしんどかった。。靴脱ぎたい。

5ピッチ目終了。この後はロープがなくても大丈夫なようなのでザックに収納。
(心配な方はロープありで)
【最後の岩場&林道歩き】

こんな感じの簡単な岩場を超えていきます。
この後やっとくクライミングシューズを脱ぎ、アプローチシューズに履き替え。
足痛かった。。(;ω;)

林道を進んでいくと、
【終了点】
大木に新しめの縄がかかっておりまして、そちらを使い懸垂下降をします!

25mほど下降。50mのダブルロープで問題なく降りれました。
【林道歩き】
これにて岩場は終わり!この後は林道をひたすら下っていきます。

一般登山道ではないためもちろんピンクテープはありません。
踏み跡を頼りに下っていきます。(何度か道間違えた)

取り付きの付近まで降りてこられました。
最初に見たケルンを通り過ぎ、渡渉をして駐車した場所まで戻ります。
【下山】

車を止めてある場所まで戻ってこれました!これにてアルパイン終了です。
最後に荷物を整理していると、ザックの底に靴下があるではありませんか!!ショックすぎる。
【まとめ】
・入門向けではありますが、ナチュプロの道具と知識は必須
・若干の渡渉あり
・10月後半は紅葉が綺麗でした
・靴下はシューズとセットで用意すること
★今回着用したBaaRamEweの商品
